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スクーバダイビング プール実習2本目。 [スクーバダイビング]

今日も泳いできました。

ちょっと早めにセントラルに入り、いつもの筋トレメニューと、トレッドミルをこなし、いざプールへ・・・

今日は、基本的且つ重要なテクニックふたつと、いずれはできなくてはならない やはり基本動作をひとつ、何度も繰り返しました。

まず、潜行時にできるだけ無駄なエネルギーを使わず、タンク内の空気もできるだけ有効活用できるためには、水中で、「無駄な上下動」をしないこと・・・ 
水中のある深度で、止まっていられる技術 これを、「中性浮力」と云うのですが、この感覚を体得するのは、何度も練習するしかないな というのが実感。

今日のトレーニングでは、水深1.5メートルの、15メートルプールで、中性浮力のトレーニングをくり返し行いました。
今まで、水深1.5メートル という設定がどんな根拠なのかよくわからなかったのです。
3コース取ってあるのですが、そのうちの1コースは、「水中ウォーキング」用として、私も結構歩くのですが、胸のあたりまでの水深で、ウォーキングには確かにちょうどいい深さ。
そして、スクーバの練習をこのプールで行うようになってから、「ああ、なるほど・・・」と、1.5メートルの意味がわかりました。
プール内でプールの底に跪くと、ちょうど頭まで水中に入り、ダイビングのトレーニングにぴったりなのでした。

このサブプールで、スクーバの時は、1コースを専用で使わせてもらうのです。
で、このわずか1.5メートルの水深で、浮力コントロール用のBCD(「Buoyancy Control Device」の頭文字を取ったもので、「浮力調整デバイス」です)を使わず、「肺に空気を送り込むこと」で、なんと、見事に中性浮力をコントロールできるんです。
レギュレータを使った呼吸で、深く空気を吸い込むと(肺に空気をたくさん入れる)、自然に浮上、水面に到達し、ゆっくりと空気を吐き出すと、見事に、ゆっくりと潜行していくんですね! これは今まで体験したことがない感覚。

このくらいの深度では、BCDの力を借りずに、肺呼吸のコントロールで、「浮きもせず、沈みもせず」の「中性浮力」をコントロールできることを体感しました。
この感覚は、あとは何度も繰り返して体得するしかないのですが、プールの底にも触れず、浮上もせずゆったりと潜行できる まさにスクーバダイビング を、初めて自分でコントロールできた・・・ なかなか快感でした。

そして次は、緊急時の対応トレーニング。
これは、なかなかシビアなものがありました。
教本にも記載されていますが、タンク内の残圧が無くなった 水中で、レギュレータから空気が来なくなった 考えたくもない状況ですね。
スクーバでは必ず「バディ」と呼ぶ「相棒」とペアで潜ることが基本なのですが、バディにまだ「残圧の余裕」がある場合に、ひとつのレギュレータで、相棒にも空気をやりながら自分ももちろん呼吸をしながらの「緊急浮上」をする練習でした。

こんな状況だと、きっと、残圧が無くなった相棒は、必死でパニックになって、しがみついてくる。
でも、残圧がまだある相棒は、まず自分の残圧を残圧計でチェックし、「自分が浮上するために余裕があるときに限り」、ひとつのレギュレータで、相棒に空気を分け与えながら、緊急浮上をするトレーニングでした。
これを、「バディブリージングアセント」と呼びます。
水中での意思疎通は、前の記事でも書かせていただいたように、「ハンドシグナル」を使います。
もし、自分の残圧も残り少ない場合、残念ながら残圧ゼロになってしまったバディを助けられません。
スクーバダイビングは、まずは自分の命を確保する 事が最優先なのです。
そもそも、潜行してからタンク内の残圧がないから助けてくれ ということ自体、事前準備・確認ができていない。
スクーバダイビングの基本、「自分の命は自分で守る」。

プールだから、自分でも思っている以上に冷静に対応でき、インストラクターにも「hidechanさん、OK OK!」をもらったのですが、これが実際の海ではどうなのかな・・・ 
海洋実習では、水深10メートル程度のところで、このバディブリージングアセント のテストがあるそうです。

そして、本日ドタバタの三つ目のテクニック・・・
水中潜行中の、重器材の脱着の練習・・・ 
これは難しかった・・・ 水中でのインストラクターの動作をしっかり見たあと、自分でやったのですが、これは非常に難しい!

まだ、背中のどの辺にタンクがあり、レギュレータからの中圧ホース(2本来ているのです)、高圧ホース(残圧計につながっています)がどうなっているのか が、見えない状況でしっかり把握できていないんですね。
おまけに、マスクをしているので、視野が狭くなる・・・

レギュレータはよじれ、でも歯を食いしばってはずれないように「食いついている!」
自分で必死な形相で(たぶん)、マジシャンのような動作をしている・・・ それが頭をよぎった瞬間、思わずおかしくなってしまって、レギュレータのすきまからぶくぶく空気が吹き出し、それを感じて更におかしくなってしまい、思わずインストラクターに「こりゃ、ダメ!」のハンドシグナル・・・
インストラクターも爆笑!

今日の課題は、これですね。

また明日、挑戦してきます!!


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のろ

水深1.5メートルの所でも、重要な動作の練習をするのですね。
自分の肺の空気量で、ポジションを調整するというのは、初めて知りました~。
浮遊感覚がおもしろそうですね。
hidechanさん、今日も訓練なんですね。何だか、あっという間に資格取得まで行ってしまいそうな勢いです。まあ、楽しいからなんでしょうけど・・・(^_^)。
でも、事故には気をつけてくださいね~?
by のろ (2009-08-02 07:11) 

ソニックマイヅル

私にとっては未知の世界ですが、課題が出来ると、ワクワクします。
今日、思い切ってゴルフの練習行ってきます。^^;
by ソニックマイヅル (2009-08-02 08:17) 

mistta

私は地上の方が合っているようです(笑)。
頑張ってください。
by mistta (2009-08-02 08:44) 

hidechan

のろさん、おはようございます。
これは初めての体験で、なかなかおもしろかったです。
肺の浮力コントロールがうまくできるようになると、ちょうど、プールの底から50センチくらいのところを安定して水平移動できるようになります・・・
水深が深くなると、肺だけでの浮力コントロールができなくなるので、BCDという浮力コントロールジャケットを利用します。

「訓練」いやいや、そんな硬いものではないです(笑)
すべてが初めてのことなので、楽しいですよ。
とりあえず、今月下旬に、「初心者マーク」が取れるようがんばっています。
by hidechan (2009-08-02 11:06) 

hidechan

ソニックマイヅルさん、おはようございます。
そうなんですね。 何年かぶりに、ワクワクする感覚が戻りました。
こちらは今日も(!)朝から雨なのですが、夕方の実習が待ち遠しいです。

ゴルフ、もう大丈夫なのですか?
胸骨の微細骨折、心配です・・・
by hidechan (2009-08-02 11:08) 

hidechan

misttaさん、おはようございます。
今回のトレーニングは、水中で自分の姿を想像しただけでげらげら笑ってしまい、まいりました・・・
でも、あまり普段は使わないテクニックだけに、しっかりと手探りだけでできるようになっておかないとなりません。 練習あるのみ・・・です。
by hidechan (2009-08-02 11:12) 

hidechan

きゅんぱちさん、ご訪問&niceありがとうございます。
by hidechan (2009-08-03 21:48) 

大将

いかにもお魚さんですね
お魚さんが浮き袋を使って水中を自由に浮き沈みするのと同じ原理かも!
で、助け合いですが
以前から日本人の考え方で幼稚だなぁ…と思う部分
生きる権利と死ぬ責任です
自分が好きでやる事、もちろん人様に迷惑をかけることは避けなければ
なりませんが
何か有ると『危ないから』と言う一言で片付けてしまう
そんな国で生まれ育つ子どもはある意味かわいそうだと思っていました
死ぬ権利や責任は個々にもあることを知る機会が無い
相棒を助けるにも自分が危険な場合、
それは相手の為にも自分が助かる必要もありだと言うことだと思います
by 大将 (2009-08-04 23:15) 

hidechan

大将さん、ありがとうございます。
そうですね。
最近特に、どこへ行っても、若いお母さんがまだまだ小さい子供に向かって「○×ちゃん、なにやってんの! 危ないでしょ! 何回言ったらわかるの!!」で、「バチッ」と辺り構わずデカイ声を張り上げ、頭をこづく そんな場面をよく見ます。

子供は危ないことがわからないのだから、それをキチッと教えてあげるのが親の責任。
それが、最近の若い母ちゃんは、怒ることしかやらない。
自分の子供が、あたかもペットのように、自分のいいなりにならないと気が済まない。
思わず目を背けてしまいます。
こんな事だから、「無菌栽培」の様な子供が増産されてしまう・・・ 
「命」に対しても、なんの感覚もない。 だから、平気で人を殺してしまう。
親もまたしかり・・・ 自分の子供が言うことを聞かないから殺した・・・ そんなニュースにも、「麻痺」してしまいそうで・・・

今やっている、ダイビングでは、改めて「自分の命は自分で守る」ということを教えられています。
助けたいけど、自分も巻き添えを食らいそうな状況なら、自分の命を最優先する ポリシーがしっかりしているから、迷いがない。
by hidechan (2009-08-05 22:09) 

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