スクーバダイビング合同練習会(5メートルプール)参加!(人は見かけで判断できない) [スクーバダイビング]
22日(木曜日)。
東戸塚セントラルスポーツクラブで、17時半から2時間、近隣5クラブ合同のスクーバ練習会と、その後の合同親睦会(!)に参加してきました。
長くなりそうなので、結論を先に書きます。
- 私が通っているクラブのスクーバトレーニング、とりあえず近隣施設の中では、かなりハイレベルの内容でがんばっていることがわかった。
- 体格も異常にすごく、日焼けでいかにも「海の遊びはバッチリだぞ!」っていう人でも、スクーバダイビングの基本がキチッとできているとは限らない。
それでは、記事を続けます・・・
東戸塚のセントラルには、水深5メートルのダイビング専用プールがあるのです。
(私の所は、水深3メートル)
イントラさんに聞くと、「この2メートルの差が、プールではとても大きいんですよ」と・・・
キチッとしたフォームができていないと、スキンダイビングのヘッドファーストでプール底までたどり着かない・・・
「耳抜き」がキチッとできないと、5メートル水深の水圧は鼓膜を破る・・・
さらに、器材を背負ってレギュで呼吸をするとき、5メートルの底で息を吸って、呼吸を止めたまま浮上すると、「エアーエンボリズム(浮上すると廻りの水圧が小さくなってくるので肺胞が破裂してしまう)」になり、とても危険。
息を吐きながらの浮上をキチッとしないと、危ない・・・
しかも、いろんな噂がどんどん入ってくる・・・
「東戸塚は同好会のダイビングチームがいくつもあって、みんなスッゴクハイレベルらしい・・・」
「いつも5メートルプールでスキンダイビングをしている。 だから、ヘッドファースト(頭から真っ直ぐに潜る)のレベルもかなり高いらしい・・・」
・・・・
うちだって、一応チームだゾ! (昨年末、おそろいのボートコートを作ったじゃないか・・・)
うちだって、3メートルプールで毎週ヘッドファーストトレーニングしているし、負けないはずだ・・・
うちには何てったって、レスキュー取得者もいる。 イントラさんのスキルもかなり高い。 負けないはずだ・・・
・・・と、なんだか「クラブ対抗試合」の様相を呈してきました・・・
それもあってか、先週先々週のトレーニングは結構きつくて、ちょっとギスギスしてしまってはいましたが、とにかくその日が来ました。
私たちのクラブのフロントでオバサマ方と待ち合わせ。
他のイントラさん達に、「がんばってきてくださいね~!」と・・・
タクシーで東戸塚のセントラルまで向かいました。(30分くらい)
東戸塚は、毎週木曜日が休館日。
なので、この日は、一般のメンバーはいません。
プールエリアは、スクーバ合同練習会のために開放されます。
ちょっと早めに東戸塚に到着。
すでに、東戸塚のメンバーらしき人々が、談笑している。
ふと壁を見ると、2メートル四方の窓が・・・ これが「水深5メートルのダイビングプール」か・・・
私たち、ガラスにへばりつくように上下を覗く・・・ 確かに深い・・・
ほとんどが女性・・・ 唯一、異常に体格のいい、しかも真っ黒に日焼けしたスキンヘッドの男性(年齢は私よりちょっと上くらいかなぁ・・・)が、余裕の表情で座っている・・・
私たちのオバサマ方(私を含め)・・・ 「なんだか、みんな上手そうねぇ・・・」
私たちは、楽しさから一転し、一気に不安の底に転落・・・
・・・時間が来た。
今年の3月に、こちらのクラブに異動したイントラさんも来て、オバサマ方に久しぶりにいじられまくる・・・
私も久しぶりに楽しくお話し。
一瞬、和やかな雰囲気に・・・
ロッカーでは、あの異常に体格のいいメンバーさんと一緒になる。
海パンになると、発達した大胸筋と、6個に別れた腹筋が無言で威圧する・・・
「二俣川のhidechanといいます。 よろしくお願いします・・・」
「こちらこそ、よろしく・・・」
・・・・ あまり会話が続かない・・・ まあ、いいや。
皆水着に着替え、器材を持ってプールエリアに集合。
25名。 イントラさんは総勢5名。
今回のメニューは三つ。
- 中性浮力のコントロール
- フィンワークをうまくしよう
- 水中写真をきれいに撮るコツ
で、3チームに別けられました。(基本8名ずつ)
チーフイントラから名前とチーム名(A、B、C)を一人一人告げられます・・・
オバサマ方はみんなBチーム、私だけAチーム・・・
そして、異常に体格のいい男性も同じAチーム・・・
(どうも、気になってしょうがない・・・無意識に「闘争本能」が沸々と頭をもたげ始めている・・・)
「・・・しょうがないなぁ・・・ まあ、今日は初の『出稽古』だから、やるっきゃないか!」と、心の中で覚悟を決めます。
Aチームは、始めに中性浮力(水深5メートルダイビングプール)、その次に、25メートルプール(水深1.2メートル)に移動して、フィンワークとカメラ・・・という流れになります。
器材を持って、ダイビングプールの入り口に上がります。
上から見ると、さすがに深く見える・・・
人数分のタンクが用意され、それぞれ機材セッティング開始。
・・・と、私はいつも通り数分でセッティング完了。 まあ、本当にいつも通り・・・
ところが、異常に体格のいい男性を含め、他のメンバーさん、セッティングにやけに手こずって、なかなか終わらない。
イントラさんに手伝ってもらう人もいる。
「・・・むむっ? ひょっとして、この人達、あまりスキルは高くないのか・・・」
イントラさん 「hidechanさん、セッティングできたら、BCにエアー入れて、プールに入って良いですよ」
フィンを履いて、BCにエアー入れていざプールへ・・・ とりあえず水面にプカプカ浮いて待つことに・・・
・・・みんな、なかなか来ない・・・ 限られた時間だから、早く始めたいのになぁ・・・
結構待って、ようやくメンバー8人と、イントラさん3名が水面にそろう。
深さは深いが、11人入ると、これが結構狭い。
イントラさん 「じゃあ始めましょう。 丁度窓のあたりが水深2.5メートルなので、そこで中性浮力を取ってしばらく停止しましょう。」
「フリー潜行(ロープや手すりが無くて、姿勢を自分でコントロールしながらゆっくりと潜行する)をあまりやっていない方は、ラダーを持ちながらゆっくり潜行してください。」
ハンドシグナルで、潜行開始の合図。
・・・と、ここでスキルの差は歴然。 スクーバの「基本の基」は中性浮力。
みな、高速エレベータのように急潜行、底までいってしまって今度は急浮上・・・
見てるだけで怖くなる。
私はいつも通りゆっくりと潜行して、窓が見えてきたのでそこで呼吸をコントロールして停止。
耳抜きも問題なし。
とにかく怖いのは、上から人が落ちてくるし、下からも人が浮上してくるので、ゆっくりジッとしていられない。
下からレギュの泡がブクブク上がってきたらすぐに避けて、上も常に注意しなければならない。
イントラさん2名は、激しく上下するメンバーをなんとか止めるべく、サポートが忙しい。
3月に異動したイントラさんは、中性浮力を取っている私に水深を合わせ、ハンドシグナルで色々と指示をしてくる。
「両方のフィンを脱いで、膝の間に挟んで中性浮力を取りましょう・・・」
これも普段練習している。
膝に挟んでOKサイン。
マスククリア(中性浮力を取った状態で一度マスクをはずして、再度つけ直し、マスク内の水を排出する)のサイン。
これも問題なし。 OKサイン。
「・・・そういえば、異常に体格のいいメンバーさんは・・・」と探すと、プール底でなにやら格闘している・・・
本当は、スキンダイビングのヘッドファーストで、5メートルの水深を体感してみたかったのですが、これじゃあ、危険すぎる。
器材を背負っているから、とにかく混み具合が半端じゃない。
結局、中性浮力を取って、フィンはずしてマスククリアしただけであっという間に時間が経ってしまった・・・ 30分。
ちょっと物足りない。
次は、25メートルプールに移動してフィンワークと撮影練習。
フィンワークに付いてくれたイントラさんは、私たちのクラブのいつものイントラさんなので、これもいつも通り。
結論は、全般的に、やっぱり私たちのクラブのイントラさんのレベルはかなり高い。
他のオバサマ方も全く同じことを言っていた。
ロッカーで着替えるとき、また異常に体格のいいメンバーさんと一緒になったのですが、
「hidechanさん、中性浮力 バッチリでしたねぇ! インストラクターかと思った!! すごかったねぇ・・・」
私 「・・・そんなことありませんよ! まだ海洋実習でしか海に潜っていないし、所詮プールですから・・・」
体格さん 「いやいや、淡水のプールであれだけコントロールできるんだから、もう海でも全く心配ないよ!」
私 「・・・そうですかねぇ・・・」
・・・ということで、今回の合同練習、参加するまでのオバサマ方と私の不安は、お陰様で吹っ飛び、ちょっと物足りない練習でした。
オバサマ方とも話したのですが、5メートルプールでのスキンダイビングを、是非やってみたかった・・・
いつもの水深3メートルなら、なんとか底までいけるようになってきているが、5メートルは実際どんな感じなのか・・・
これがちょっと心残り・・・
この後、クラブからはちょっと離れた居酒屋で、お疲れ会がありました。
これも久しぶりに楽しかった・・・
それはまた別記事で・・・
すごいトレーニング内容ですね。
私はたぶん、すぐに沈んでいくと思います。汗
初心忘れない事、注意は大切ですよね。^^;
by ソニックマイヅル (2010-07-26 08:51)
やー・・・。技術的には、hidechanさん達のチームは、もう抜群なんですね~。早く、ばんばん海へ行けるといいですね。
by のろ (2010-07-26 18:37)
やはり基本と言うのは大事なんですね
話を聞くだけでも怖い感じがしますヨォ
プールと言えどもそこには自然の息吹もあるんでしょうね
きちんと挨拶をすればちゃんと受け入れてくれて
闇雲に無理やり突撃すれば思いっきり撃沈されるんでしょう
それにしても、
きっと相手の筋骨隆々の方々もhidechanさん達を見て
どれくらい出来るのだろう?と内心ヒヤヒヤだったのかもですね(笑)
人は見た目で判断できないと言うのが
まさかの場所で痛感ですね(^^♪
それにしてもすごいねぇ
あとは海へ行って楽しむだけかな?
by 大将 (2010-07-26 23:32)
ソニックマイヅルさん、こんばんは。
結局は、毎週毎週、基本スキルがきっちりと無意識にできるようになる
その為のトレーニングを欠かさず行う・・・
これに尽きる んですね。
きっと、ゴルフも一緒だと思います。
ちょっと慣れてくると、カッコばっかり気にする・・・
基本トレーニングを欠かさずやっていれば、自分でも気が付かないうちに上級スキルが身に付いている・・・
今回、それがよくわかりました。
私たちのクラブ、トレーニング内容がちょっと厳しいところがありますが、それが普通に楽しくできるようになれば、かなりのスキルが身に付くことになる。
結論は、日々の練習をキチッと行う・・・ これですね。
by hidechan (2010-07-26 23:50)
のろさん、こんばんは。
>早く、ばんばん海へ行けるといいですね
・・・最終的にはここなんです・・・
オバサマ方は、これもバッチリなんで(!)、元気だしうまいし、ガッツもあるし、もう、私も毎週プールで練習している場合じゃないんですが・・・
もう、いつでも単独でダイビングスポットに出かけて、初めてのひととお友達になって潜れば良いんです・・・
それが、なかなか・・・ ちょっと躊躇してしまっています・・・・
by hidechan (2010-07-26 23:54)
大将さん、ありがとうございます。
今回ほど、「本当に海慣れしてそうで、マリンレジャーなんでもオッケー 」っていう人、よく見ますよね!
ウインタースポーツのスキーやスケートも全く同じかもしれませんが、まずは、「日焼け」「雪焼け」で、圧倒されます!
でも、いざ、準備段階で、「あれれ・・・?」って。
プールに入ると、さらに、「あああああああああ・・・・・っ!!!」っって。
スクーバは、周囲の水圧といかに馴染んで、リラックスして呼吸も安定させて、初めて美しいスクーバダイバーに成れるんですね。
今回の「出稽古」の舞台になったクラブのチームに、私たちの情報がどんな風に伝わっていたのかはわかりませんが、でも、始まる前の雰囲気は、間違いなく「俺らが一番・・・!」っていうオーラがバシバシでていて、一緒に行ったお友達のオバサマ方も、「hidechanさん、なんだか来なければよかった・・・・」って、私を含め、みんなかなりビビリ気味でした・・・
幸いにして、一緒に行った私たちのオバサマ方は、海の経験はとても豊富。 淡水魚は私だけ。
なので、これもよかったのかもしれません。
とりあえず、今回の合同練習会では、私たちのクラブの存在感は、かなりインパクトがあったと思います。
後は私が、早いとこ海デビューするのみ・・・
by hidechan (2010-07-27 00:08)
自分達の技術レベルや、クラブのレベルが確認できて
大変有意義な練習会でしたね(^^
by たかれろ (2010-07-28 06:27)
たかれろさん、ありがとうございます。
「うわさ」や「風の便り」って、かなり精神状態が追い込まれますね 今回久しぶりに感じました。
でも、所詮、私たちがやっているのは「ファンダイブ」ですので、楽しく安全にできればそれでOK。
で、楽しく安全に するためには、やっぱり基本が大切 ということも今回よくわかりました。
良い経験でした。
by hidechan (2010-07-29 11:13)
なんか、趣味の話をしているときのhidechanさんは活き活きして、とても楽しそうですね。良い仲間にも恵まれているんでしょうね。僕は逆に今、趣味から離れているので、少し羨ましいです。でも今しか出来ない事があると思い頑張っています。僕もhidechanさんに負けないように、色々な事にチャレンジしていきたいな。だって自分の人生は一度きりですからね!!
by 井上酒店 (2010-08-01 00:27)
井上酒店さん、ありがとうございます。
今の自分の毎週の流れの中で、家族を養うことは大前提として、この週末の土曜・日曜のウェイトは、今までにないほど とても大きくなりました。
土日のために、仕事をがんばる っていう流れが大きいです。
日曜日のスクーバが終わると、「・・・ああ、一週間が終わった・・・」って思います。
私は仕事のストレスに負けてガタガタになり、家族にも迷惑をかけたことが2回あります。
そんな自分の弱さもわかっているから、ちょっと無理をしてでも、週末はできるだけはずさないようにしています。
だから、「趣味」は超越しているのかもしれません。
「栄養源」というか、「自分を維持するための活力源」 (大げさですね!)くらいの位置付け になっています。
音楽もしかりです。
井上酒店さんも、今はまだ若いから、ちょっとしんどくても気力・体力でカバーできるけど、こればっかりは、いつかはそれができづらくなってくる。
お仕事の効率を上げることも大切。
商流を見直すことも大切。
でも、何よりも大切なのは、常に自分自身の状態を把握しておくことじゃないかなぁ・・・
すでに腰を痛めていますよねぇ・・・
多分もうちょっとしたら、今度は腕が肩より上に上がらなくなる「四十肩」がきっと襲ってきます(笑)
私も、40歳前半に突然襲われました。
人の身体って、そうやって「歳相応の」防衛機能が自然に働くようになっているんです。
「そろそろ、そんな無理してたらダメだゾ」って、いろんな形で、身体自身が警鐘を鳴らしてくれます。
このくらいの歳になったら、身体を酷使するのはこの程度にしろ って、身体が教えてくれるようになっています。
あとはその「声」に、素直に従えるか、無視して酷使し続けるか・・・
答えは明確ですよね。
by hidechan (2010-08-01 09:31)