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一人っ子同士の結婚が抱える永遠の問題。 [日記・雑感]

今、我が家で大きく深い問題を抱えています。

ブログにあげようか迷っていたのですが、概要だけあげさせていただきます。
皆さんはどうお考えになりますか・・・

【バックグラウンド】
私は東京生まれの東京育ち、一人っ子。 大卒後医療機器メーカーに就職し、大阪に配属、その後約10年、大阪勤務、その間に、今のかみさんと結婚。

私のかみさんは、大阪生まれの大阪育ち。 同じく一人っ子。 なので、結婚するときはかみさんの親父さんに反対され、式場の予約もしていたのですが、キャンセルし白紙撤回。
(でも、強い絆で結ばれていたので!!)反対にもめげず、色々とありましたが付き合い始めて7年目にようやく説得し、晴れて結婚。

その後、横浜に転勤。 横浜支店に4年勤続後、東京本社に異動。 ここで5年勤務。 その後その会社は退職。 
退職の1年前、私の母が末期肝ガンで亡くなる。(1999年)

2006年、今度はかみさんのお袋さんが、乳ガン原発の肺転移で亡くなる。(昨年2008年11月、三回忌をすませました)

私の親父(昭和2年大連生まれ、お祖父さんは満鉄幹部。 今年82才、広島大学機械工学卒)は社交的で、若い頃会社を興し、社員10名を抱えて総理府(現 内閣府)に出入りし、名簿管理、発送代行業務を行っていた。 社交的、趣味は、写真、音楽、歌舞伎(毎月歌舞伎座に通っています)、大の旅行・温泉好き。 楽しい酒を飲む人です。 15年前に大腸癌のオペを施術。 その後経過は順調。 6年前に、両膝関節のオペを施術、1年近くリハビリで頑張り、今は元気に闊歩しています。

かみさんの親父さん(73才)は鳥取出身、若い頃大阪に出てきて、昔から夫婦で縫製業を営んでいた。 
ちょっとゴルフをする程度で、殆ど趣味という趣味はない。 酒も殆ど飲まない。 昨年、狭心症で、心カテを受け、ステントを入れ込む。

私の親父は、今 東京都板橋区の高島平で一人暮らし。 毎日近くのプールに通い、運動を欠かせない。
かみさんの親父さんは、大阪の実家に一人暮らし。 特に出歩くことはない。

私の親父は、「毎月の歌舞伎座に行けないようになったら、高島平(実家)を離れ、熱海のケア付き分譲マンションに入る と決めている。(もう何度か、体験宿泊をして、気に入っている)

以上のバックグラウンドをご理解いただいた上で、ここからが本題です。

昨年10月頃、大阪の親父さんから、突然再婚の話しがかみさんにあった。(高齢者の再婚斡旋所に登録していた)
(こうやって結びつけて考えるのは意図的なのかもしれませんが、時期的には、お袋さんの三回忌直前です。 三回忌を無事終えたら、もう次のことを考えても良いだろう・・・ と取れてしまいます・・・)
かみさんの親父さんとしては、普段話し相手もいなく、特に夜になると、一人の生活が寂しくてたまらない。 (でも、親父さんの兄弟は、関西に兄一人、弟3人が居る。 親父さんの兄弟は皆、再婚に賛成している・・・)
今年の初め、親父さんが急に横浜に出てくることになった。 私はまだ朝の定期配送をしていたので、一緒に横浜の街に出る余裕がなかったため、かみさんに任せた。 急に横浜に出てきた理由は、再婚が本決まりになったから、一度かみさんに会ってもらいたい との話しだった。

ここからが、更に本題です。

かみさんのお袋さんの仏壇は、当然大阪の実家にある。
親父さんが再婚するとなると、お袋さんの仏壇があり、かみさんが育ち、慣れ親しんだ大阪の実家に、知らないオバサンが入ってくることになる。
そうなると、うちのかみさんの考えることは、「私が帰るうちが無くなってしまう」ということ。
生前贈与の事も考えないとならない。
隣近所の世間体、今後の近所付き合いも考えないとならない。

実は昨日から、かみさんが大阪に行っています。 
それは、親父さんからの依頼で、是非娘(うちのかみさん)とそのオバサンを一度会わせたい との希望からでした。

さっき、電話でかみさんと話したのですが、お相手の第一印象は、まあ「普通」。 基本的にうちのかみさんは「さめた状態」で同席したので、ある意味客観的な立場になって相手を見ることができた。 
ただし、たとえ第一印象が「普通」だとはいえ、どう転んでも「おかあさん」とは呼べない。 
そのお相手は親父さんとは13才も離れているので、普通であれば当然親父さんが先に逝く。 そのあともかみさんの実家に居座る(ちょっと言葉が悪いですか・・・)事になるので、そうなったとき、あるいはそうなるまで、親父さんの介護をキチッとしてくれるのか、そのあとも仏壇をちゃんと守ってくれるのか 今日の話しでは、そこまで確認はできなかったとのこと。

私の親父の考えは、「一人がそんなに寂しいっていう考えがおれにはわからない」。

少子高齢化と若干関係があると思います。 こんなケースが他にもたくさんあると思います。

さらに私の親父は、「娘が私の所に嫁いできたということは、その時点で本来、『もう帰る家はない』と考えるのが「昔の常識」(嫁に出す = うちを出る)。 昔の常識ではあるかもしれないが、今でもその覚悟の上で嫁いできた と考えて欲しいな」と。 「親父さんはもう寂しくてどうしても伴侶が欲しいって考えなんだから、あとはおまえ(私)のかみさんが、どうそれを受け止めて消化できるか 次第だ。」

うちのかみさんとうちの親父は、とてもうまくいっていると思います。 私のお袋とも、とても良い関係を続けてくれました。

皆さんは、こんな時、どうお考えになりますか。


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のろ

うーん。いろいろと難しい話ですが、これからは珍しい話ではなくなってくるんだろうなぁ、と感じました。
連れあいを亡くして、寂しいという、奥さんのお父様の気持ちも分からないではないですし、奥さんの醒めた気持ちも分からないではないですし。
でも、仏壇は守っていって欲しいなぁとは思いますね。そこの繋がりがなくなっちゃうと、寂しい感じになっちゃいます。
奥さんは、お父様の相手のことを、無理にお母さんと思わなくてもいいのかなぁ、と思います。心情的に難しいのも分かります。親戚が増えた、くらいの気持ちでいいのかもしれません。
by のろ (2009-03-01 07:48) 

hankyu8200

いやぁ〜、さすが、病状並びに経過説明に勢いがあってよみやすく、ムダがなくてあざやかですねぇ。
いっぺん読んで理解できましたよ。
懸案の件につきましてはですねぇ、立ち入った内容ですので、さすがに差し出がましいことは申し上げられませんねぇ〜^^。
っていうかですね、
もう結論は出てますよね^^。
記事の文面からしますと、hidechan さんの御尊父のおっしゃるとおりで、この段階までコトを踏んでしまった以上は hidechan さんの御尊父のおっしゃることが解決への大きな糸口であるといえますよね、確実に。
ま、あとは奥様の意向が真意としてわからないので、見通しが付けにくいのかもしれませんね、今の段階としては。
タグにもありますように、生前贈与の形でキッチリと決着を付けて織り込み済みとし、のろさんのコメントにもあるように適度に距離を置いた関係で末永くお付き合いして行くというのがベストだということになりますよね。

ところで、hidechan さんの御尊父は御立派ですよね。
この先に起こりうる様々なことに対してあらかじめ対応策を練っていらっしゃるわけですもんね。
さすがです♪
こういう理路整然と、ズバリとコトを、本質的に一刀両断できる方は尊敬申し上げたいです。

徹夜明けで、ちょいと寝ぼけ眼でコメントを書いているので(苦笑)、乱文多謝。
by hankyu8200 (2009-03-01 14:55) 

mistta

読んだ後の感想は「これは難しい・・・。」
誰の立場に立って考えるかによって受け止め方は様々だと思います。
hidechanさんの義父の方の心情もわからなくはないし、奥さんの
気持ちもわかるし・・・。
無責任なようですが、その筋の専門家に意見を求めた方が良さそうな
話のように私は思います。
by mistta (2009-03-01 18:40) 

大将

非常に難しい問題ですね
大将の場合はまだ両親ともに健在ですし
かみさんの両親も健在ですので実際にはまともに答えることはできません
ただ、思うのは
hidechanさんの関東のお父さんの言われることは
大将にはもっともだと思います
嫁ぐと言うことはということですね
それに関西のお父さんにも自分の人生はまだまだ有るでしょうし
外交的、内向的もそれはその人にとっては居心地の良い事だと思うので
外に出ることは得意とはしない、でも寂しいという気持ちは
理解は出来ずともわかる気持ちはします

それ以上に一番思うことなのですが
hidechanさんも大将と年齢が近いようなので
ご理解いただけるかとは思いますが
自分が若い時に理解できなかった老人の事
例えば腰が痛いと腰を曲げて歩くことでも
自分が年齢を重ねてくれば少しづつ理解できるようになってくる
けして大将は間違ったことを言っていないとは絶対に言えませんが
自分たちがお父さんの年齢になった時
お父さんと同じ立場に万が一でもなった時
今の関西のお父さんの気持ちを本当に理解できたとして
その時に賛成は出来ないということでしょうね
若い時にする結婚と年齢を重ねてからの結婚と言うものは
その定義からきっと違うものだと思います
少なからずも自分達よりも経験を豊富にしてきた
人生の先輩達、きっとhidechanさんご夫婦が心配するような事は
はっきり伝えても受け入れてくれるのではないでしょうか?
それ以上に関西の父親が決めたこと
万が一にでもお仏壇を守れないならhidechanさんご夫婦が
守ることはお母様も逆に安心されるのではないのでしょうか?
大きな目で見守れることが出来るのは
たとえ核家族でも家族だけだと思います

生意気なコメント、ごめんなさい
by 大将 (2009-03-01 19:11) 

hidechan

のろさん、きゅんぱちさん、misttaさん、大将さん、重いコメント、心より感謝いたします。
昨日夕方、かみさんが横浜に戻ってきました。 
家の中では子供らが居るのではなしにくいだろう と考え、新横浜まで車で迎えに行き、帰りの車の中で話を聞きました。
結論は出ました。 
というか、もう結論は出ていた というのが正しいのでしょう。
結論を次のブログにあげさせていただきますので、お読みください。
皆さんから頂いたコメントそれぞれにお返しできず、誠に申し訳ございません。
今後とも、よろしくお願いいたします。

by hidechan (2009-03-02 21:54) 

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